その光景は、まるで隠しコマンドを入力した人だけが辿り着ける秘密のビーチのようでした。
喧騒が続くパトンビーチのすぐ隣に、まだこんな場所が残されていたなんて、誰が想像するでしょうか。
SNSで「プーケット本島でいちばん海が綺麗」と話題のフリーダムビーチ(Freedom Beach)。噂の真相を確かめるべく向かった先に待っていたのは、想像以上の冒険と、言葉を失うほどの青い世界でした。
ビーチサンダルで行くと後悔する?試練のジャングル階段
ゲートで環境維持費(入場料)を払い、いざビーチへ。
目の前に広がっていたのは、南国のジャングルを切り開いたような、傾斜の急な階段と未舗装の坂道です。
上から見下ろすと、生い茂る木々の隙間からターコイズブルーの海がキラキラと顔をのぞかせています。青いパラソルが点々と並び、秘密基地のような小屋が立ち並ぶ景色は、歩くだけで探検家になったような気分を味わえます。
ただし、ビーチにたどり着くまでの下り道はかなり急勾配。足元が滑りやすいため、ビーチサンダルよりも歩きやすい靴やスポーツサンダルを選ぶのが賢明です。「行きはよいよい、帰りは地獄の筋トレ」と口コミで囁かれる理由を、この時点ではまだ半分しか理解していませんでした。
視界いっぱいに広がる白砂と透明な波
息を切らしながら坂を下りきった瞬間、足元に伝わるパウダーサンドのサラサラとした感触。
目の前に広がったのは、本島とは思えないほど透き通った海でした。
遠浅の波打ち際には透き通るような海水が打ち寄せ、日差しが差し込むたびに水面が銀色にきらめきます。ビーチの両端をごつごつとした岩場と鬱蒼とした緑が囲んでいて、外部の喧騒が完全に遮断されたプライベート感にあふれています。
岩場に腰掛けてスマホを置き、ただ波の音を聞きながら過ごす時間。パトンビーチのようなマリンアクティビティの激しいエンジン音もなく、ここでは誰もが思い思いに砂浜に寝転び、穏やかな波とたわむれていました。
訪れる前に知っておきたい注意点
これからフリーダムビーチへ行こうと考えているなら、いくつか押さえておきたいポイントがあります。
陸路でアクセスする場合、帰りの上り階段はかなり体力を削られます。水分補給用のドリンクは必ず事前に確保しておきましょう。もし体力に自信がないなら、パトンビーチ周辺からロングテールボートをチャーターして海から直接アクセスするルートも選べます。
また、波が高いシーズンは遊泳注意のフラッグが立つこともあるため、天候や海のコンディションを見極めて訪れるのが安全に楽しむコツです。
険しい道のりを乗り越えた人だけが出会える、息をのむような青のグラデーション。
プーケットで本気で綺麗な海に出会いたいなら、スニーカーを履いてフリーダムビーチを目指してみてはいかがでしょうか。


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