【プーケットでタイ料理に飽きたらここ一択】映えスポットのど真ん中で出会った、人生最高のインドカレーに沼った話|Amritsr Old Town

カレー

タイのプーケットといえば、トムヤムクンにパッタイ、屋台メシ。そう思い込んでいませんか?

かつてインドを旅して本場のスパイスに魅了され、タイに戻ってからもタイカレーの奥深さに改めてどっぷり沼っていた筆者。そんなカレー狂のアンテナを激しく揺さぶる噂を耳にしました。

「プーケットタウンに、現地の人も旅行者も行列を作る異次元のインド料理屋がある」

パステルカラーのシノポチュギーズ建築が立ち並び、街歩きや写真撮影スポットとして大人気のソイ・ロマニー。その華やかな通りのすぐそばに店を構えるのが、今回訪れたAmritsr Old Town(アムリトサル・オールドタウン)です。

映えの聖地で行列ができる本格派レストラン

夕暮れ時のオールドタウンは、カフェ巡りを楽しむ若者や観光客で大賑わい。その中でもひときわ食欲をそそる芳醇なスパイスの香りを漂わせ、入店待ちの列ができているお店がありました。

店内は洗練されていて活気たっぷり。カレーは大好物なものの、インド料理の専門的なメニューには詳しくない筆者。ドキドキしながら席に着きましたが、スタッフさんがとてもフレンドリーで親切。初心者の筆者に向けて、胸を張って推してくれた2大看板メニューをオーダーしました。

パンの概念が吹き飛ぶ。名物アムリトサリ・クルチャ

運ばれてきた瞬間、確信しました。「これは絶対に旨いやつだ」と。

店の代名詞とも言えるアムリトサリ・クルチャ(Amritsari Kulcha)。銀のプレートにのった焼き立ての生地の上で、四角いバターが熱でじゅわっと溶け出していきます。

タンドール窯で一気に焼き上げられた表面はパリッと香ばしく、手で割ると中は驚くほどもっちり。生地の中には、スパイスで絶妙に味付けされたほくほくのジャガイモやパニール(カッテージチーズ)がぎっしり包まれています。

まずはそのまま一口。噛むたびに小麦の甘みと濃厚なバターのコク、スパイスの香りが口いっぱいに広がり、これ単体で主役級の満足感。さらに、添えられたチョーレ(ひよこ豆のカレー)や玉ねぎのアチャール(スパイス漬け)と一緒に口へ運ぶのが現地流。爽やかな酸味と豆の旨味が重なり、無限に食べ進められる危険な美味しさです。

飲めるほど滑らか。王道のバターチキンカレー

続いて登場したのは、深みのあるオレンジ色が美しいバターチキン(Butter Chicken / Murgh Makhani)。

スプーンですくい上げた瞬間に伝わるトロットロの質感。口に含むと、トマトのまろやかな酸味とカシューナッツベースのリッチな甘み、そして重厚なコクが一気に押し寄せます。タンドールで香ばしく焼き上げられたチキンはスプーンでほぐれるほど柔らかく、スモーキーな風味がグレイビーソースと完璧に調和していました。

刺激的な辛さは控えめで、スパイスの旨味だけを極限まで抽出したような優しい味わい。一緒におすすめされたバターナンをちぎり、たっぷりとソースを絡めて頬張ると、もはや言葉を失うレベルの幸福感に包まれます。ナンのおかわりが止まりません。

南国の島でスパイスの洗礼を浴びる贅沢

タイ料理のハーブ感とはまた違う、何層にも重なるスパイスの芳醇なマジック。観光地ど真ん中の好立地でありながら、味は一切の妥協なし。連日行列ができる理由を、舌の上で完全に理解しました。

プーケットの美しい街並みを楽しんだ後は、ソイ・ロマニーの喧騒を抜け、極上の北インド料理で胃袋を満たす。そんな贅沢なルートを、ぜひあなたの旅のプランにも組み込んでみてください。間違いなく、カレー観がアップデートされます。

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