タイのローカルグルメを愛するみなさん、そして「旅先での食事で絶対に失敗したくない」あなたへ。
まずは、この事実からお話しさせてください。
「299」
これは、タイ庶民のソウルフード「ムーガタ」のブッフェで支払う平均的な価格(バーツ)であり、同時に知識なしで挑んだ人が『食材の質』という壁にぶつかって散っていく確率のパーセンテージでもあります(※個人の体感値です)。
焼肉と鍋が同時に楽しめるハイブリッド料理、ムーガタ。
ジンギスカン鍋のように中央で香ばしく豚バラ肉を焼き、そこから溢れ出る旨味たっぷりの肉汁が、周囲の「堀」に溜まった出汁スープへとなだれ込む。そこにシャキシャキの野菜を投入すれば、肉汁×野菜エキス×濃厚ダシが絡み合うとんでもない味わいのハーモニーが完成します。
バンコクの専門店や行列ができる有名店で食べるムーガタは、文句なしに美味しい。ですが……「ブッフェ形式(食べ放題)」のムーガタに挑むときは、少しだけ警戒モードを高めてください。
ぶっちゃけた話、食べ放題スタイルのムーガタ店は、全体的に食材の質がガクッと落ちることが多いのが現実です。「いろいろ食べられてお得!」と浮かれてお皿に山盛り盛ってきたものの、一口食べて「あれ…?」とテンションが下がった経験、あなたにもありませんか?
数々の失敗を重ね、私はついに個人的な絶対攻略法を見出しました。
今回そのノウハウをすべて注ぎ込むターゲットは、人気店「Chalong Buffet(チャロンブッフェ)」です。
結論から言いましょう。
チャロンブッフェを極限まで楽しむための唯一解。それは――
【エビの一点攻め】
これしかありません。
他の食材のクオリティに目移りしている時間はもったいないです。もうちょっと具体的に言うと、他の食材で胃のスペースを使用するのはもったいない。
ここでは迷わず、プリップリの新鮮なエビだけを網に並べてください。そして、タイ特有のあのピリッと甘酸っぱいシーフード用ナムチム(タレ)をたっぷり付けてガブリ。
……はい、飛ぶぞ。と言いたくなるほどの多幸感が口いっぱいに広がります。
正解のナムチムを纏った焼き立てのエビ。この一口を味わうためだけに、299バーツを払う価値が間違いなくあります。
むしろ元を取るどころか、圧倒的勝利です。
これからチャロンブッフェに向かうみなさん、お皿を持つ手が迷ったら思い出してください。
「肉に惑わされるな、エビを攻めろ」
これさえ守れば、あなたのムーガタ体験は最高のものになるはずです!


コメント