効率化やDXが叫ばれる今、この問いは教育の現場にも真っ向から突きつけられています。
二年前、「巡回指導」という枠組みは「特別支援」へと名称を変えました。インターネットを通じた遠隔支援が普及したことで、「わざわざ現地へ足を運ぶ必要があるのか?」という本質的な議論が世界中で巻き起こっているからです。公的な予算を活用する以上、文科省への報告も形骸的なものでは許されません。単に子どもたちへアンケートを取って「楽しかった」で終わらせるのではなく、「客観的に見て、具体的にどんな変化や成果が生まれたのか」を厳しく問う時代に入っています。
その問いから逃げることなく、真正面から答えを出すために――。 シラチャ日本人学校のF校長をはじめとする先生方が、遠路はるばるプーケット補習校まで駆けつけてくださいました。
F校長と初めてシラチャでお会いしてから、早いもので2年が経ちます。日本の中学校での校長経験やメキシコ日本人学校でのキャリアを持ちながら、初対面の時から自ら校内を案内し、どこまでもフラットに教育の未来を語ってくださる姿に、私は深く感銘を受けました。
F校長が掲げるのは、「1年に1回の訪問を、単なる『点』で終わらせず、確かな『線』へと繋ぐ成果型の取り組み」です。
画面越しでは決して生まれない熱量と、現場だからこそ引き出せる一人ひとりの確かな変化が、そこにはありました。一時的なイベントで終わらせるのではなく、継続的な成長へと昇華させる。その強い覚悟を共有できたことは、私たちにとってもかけがえのない財産です。
プーケット補習校は、シラチャ日本人学校をはじめ、在タイ日本国大使館、バンコク日本人商工会議所、そして外部監査を担ってくださる大阪成蹊大学准教授など、数多くの温かい関係機関の皆様に支えられて歩みを続けています。
すべては、この南の島で学び、未来の国際社会へと羽ばたいていく子どもたちの笑顔のため。
いただいた支援を一過性のものにせず、子どもたちの確かな成長という「成果」で恩返しができるよう、私たちはこれからも全力で走り続けます。
シラチャ日本人学校の皆さま、どうもありがとうございました!

コメント