「カオスこそ、タイの正義。」ワット・シャロン・フェスティバルがエモすぎて語彙力失った話|Wat Chalong Fair

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カオス」。 これこそが、プーケット最大の寺院、ワット・シャロンで開催される年に一度の祭典を象徴する言葉です。

静寂な祈りの場であるはずの寺院が、旧正月の時期だけは一変。爆音の音楽、鳴り止まない爆竹、そしてどこまでも続く屋台の列……。お行儀のいい観光イベントじゃない。そこにあるのは、地元の人たちの熱気と、ちょっと怪しげで最高にエキサイティングな「タイのリアル」でした。

 

昼と夜、二つの顔を持つ寺院

昼間のワット・シャロンは、まだ「お寺」としての理性を保っています。黄金の仏塔が青空に映え、参拝客が静かに金箔を貼り付ける、プーケット随一のパワースポットらしい光景。正直、昼間は比較的空いているので、写真を撮るならこの時間がベストです。

でも、本当の勝負は日が暮れてから。

午後5時を過ぎる頃、寺院の空気感はガラリと変わります。どこからともなく集まってくる人、人、人。気づけば足の踏み場もないほどの熱狂に包まれます。

なぜ仏教寺院で「旧正月」を祝うのか?

「タイのお寺なのに、なんで中国のお祝い?」と不思議に思うかもしれません。実はここには、深い歴史が隠されています。

1800年代、プーケットの錫(すず)鉱山で働くために多くの中国人が移住してきました。1876年、労働環境に耐えかねた彼らが暴動を起こした際、当時の住職であるルアン・ポー・チャムが、知恵と慈悲をもって混乱を収束へと導いたのです。

その歴史から、ワット・シャロンはタイ人と中国系の人々、双方にとっての「聖地」となりました。この祭りは、ただのイベントではなく、プーケットのルーツが混ざり合うアイデンティティの交差点なんです。


【閲覧注意?】五感で楽しむカオスな見どころ

このフェスの魅力は、なんといっても「なんでもあり」なカオスっぷり。

  • 絶叫マシン(物理的に怖い): 「これ、いつの時代の?」と聞きたくなるような年季の入った移動式遊園地。少し軋む音がするのも、スリルがあってタイらしい(笑)。

  • 食のワンダーランド: 定番のパッタイから、見たこともない色のスイーツまで。一番の注目は昆虫の素揚げ。コオロギやバッタが山盛りで売られています。味は意外とエビに近い? ぜひ勇気を出してトライしてほしい。

  • カオスな品揃え: 蘭の花や子供のおもちゃ、なぜか山積みの下着、さらにはサムライソードまで。脈絡のなさが逆に新鮮で、歩いているだけで脳がバグります。


バズる楽しみ方のポイント

もし来年行くなら、以下の3点は絶対に忘れないでください。

  1. 到着は18時がベスト: 昼の美しさと夜の狂気、両方味わえます。

  2. 現金は多めに: カードなんて使えません。小銭を握りしめて屋台を攻めるのが正義。

  3. カオスを楽しむ心: 駐車場は地獄、音はうるさい、人は多い。でも、それがいい。

伝統的なタイ音楽と、現代の爆音が混ざり合う空間。そこにいるだけで「生きてる!」って感じがする、そんな不思議なエネルギーに満ちた場所でした。

おしゃれなカフェ巡りもいいけれど、一度はこの「プーケットで一番熱い10日間」に飛び込んでみて。

《期間:2026年2月16日~22日》

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