「イカのおすし」、知っていますか?
――それは、子どもたちを守るための“合言葉”です。
ある日の三時限目。教室にはいつもと違う緊張感が漂っていました。年に一度の避難訓練――今年は、「不審者が学校に侵入した場合」を想定しての特別編です。
この日のプーケット補習校は、いつにも増して本気モード。授業を丸ごと使い、子どもたちにしっかりと伝えたのは、「イカのおすし」の重要性でした。
「イカのおすし」とは、子どもたちが知らない人に声をかけられた時や、危険な状況に巻き込まれそうになったときに、自分の身を守るための5つの行動を表した防犯標語です。
イカ…ついて“いか”ない
の…車に“の”らない
お…“お”おごえを出す
す…“す”ぐにげる
し…大人に“し”らせる
覚えやすく、しかも実用的なこの合言葉を、今回の訓練ではたっぷりと時間をかけて、子どもたちに伝えました。
その後、不審者役とセキュリティー役に分かれた役者が校内でロールプレイを実施。実際に不審者が近づいてくるというシミュレーションの中で、子どもたちはそれぞれの反応を試されました。
中には思わず笑ってしまう子や、遊び心が抜けきらない場面もありましたが、全体としては皆真剣な表情で「イカのおすし」をしっかり守る姿が印象的でした。
このような訓練を通じて、子どもたち自身が“自分の安全を守る力”を養っていくこと。それこそが、プーケット補習校が一番大切にしていることです。
「備えあれば憂いなし」。これからも私たちは、安全第一の運営を貫いていきます。

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