「消防車?キッザニア?」私の想像をぶっ壊したタイの爆笑子育てイベント潜入記

暮らし

ちょ待てよ。

「キッザニアのようなもの」──妻の言葉を聞いて、親子で向かったプーケットのラーチャパッド大学。

6秒に1回。

これは、私が会場に到着してから「あれ?なんか様子がおかしいぞ」と心のなかでつぶやいた頻度です。

だって、想像してたのはピッカピカの消防車と、子どもが目を輝かせる職業体験じゃないですか。ところが、会場に足を踏み入れた瞬間、その光景はまるで巨大な親子面談フェアのようでした。

 

🚨 緊急事態発生!「三者面談」で始まる謎のイベント

案の定、広大なキャンパスで迷子になりかけた私たちを、これも案の定、大学の職員さんが親切に誘導してくれたのはタイならではの暖かさ。

だがしかし。

会場に着いて、受付を済ませたらすぐに始まったのが、まさかの三者面談。しかも整理券は「68番」。つまり、少なくとも68家族が今、この会場で「面談」しているんです。

面談の内容としては、「(家庭内で)何か困っていることはありますか?

……はい?

ここで私の頭の中の「キッザニア」の看板は、バリンと音を立てて砕け散りました。これは職業体験イベントでは、ない。どうやら、ガチの子育て支援・家族サポートイベントらしい、と。

 

🚀 タイ人が「大好物」なレクリエーションの魔法

謎の面談で「これはガチだ」と悟った私たちを待っていたのは、タイ人が愛してやまないレクリエーションの時間でした。子どもと一緒に体を動かすあの熱気、あの動き、あの笑顔!あータイらしい。

タイの人たちは本当に、この「皆でワイワイ」が大好きなんですよね。言葉が通じなくても、その場の熱量だけで楽しい空気がつくられる。うちの子も、はじける笑顔で参加していました。

そしてその後、子どもたちは別室で「なんか楽しそうな工作」に夢中になり、親たちだけが残された空間で始まったのが、「子育てのソフトスキル」に関する講演会。

 

翻訳機を握りしめた父の闘い

普段、子育て関連は妻におまかせですが、今回は親として逃げられない。

1時間ぶっ通しの講演を前に、私はスマホのGoogle翻訳をフル稼働させ、通訳してもらってました。

まるで、異世界転生モノの主人公が、チートアイテム(翻訳機)を頼りに強大なボス(専門的なタイ語の連続)に立ち向かうようなものです。

結果、思いのほか内容を理解できた自分にちょっと感動。普段は「妻まかせ」だったけど、たまに全力で参加してみるのもおもしろい

 

結論:「楽しかった!」が全てを変える

イベントの最後、子どもたちに「どうだった?」と聞いたら、返ってきたのは心からの「楽しかった!」

うちの子はつまらない時は忖度なく「つまらない」と言うタイプなので、これは本物です。

「消防車」はなかったけれど、「子育てのソフトスキル」と、家族で共有した「楽しい」という経験があった。

親としては、子どもに色々な体験をしてもらいたい。その体験が、子どもの心にちゃんと響いて、純粋な「楽しかった!」になったなら、もうそれだけで参加して良かったですね☆

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