【衝撃】タイで出会った“人生で一番の塩ラーメン”。そしてプーケットで見つけた『KAZOKU』、そのお味は…?

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【衝撃】タイで出会った“人生で一番の塩ラーメン”。そしてプーケットで見つけた『KAZOKU』、そのお味は…?

突然ですが、皆さんは「タイの日本食レストラン」のこと、正直なところ、少し侮ってはいませんか?

特にタイにお住まいの方でしたら、一度は考えたことがあるかもしれません。タイ人オーナーが経営されている「日本の雰囲気のレストラン」の存在についてです。

メニューには日本語が並んでいますが、どこか見慣れないフォントが使われていたり、お寿司とラーメンとカツ丼がすべて「おすすめ」として並んでいたり。それもまた「微笑みの国」の魅力の一つで、個人的には好きなのですが、心のどこかで「やはり本物の味には敵わないだろう」と思っている自分がいました。

…そう、あの日、あの一杯に出会うまでは。

 

話が逸れてしまいますが、まずはこちらをお聞きください

本題に入る前に、私の価値観を180度変えることになった、あるラーメン店の話をさせていただけますでしょうか。バンコクから車で1時間ほどの街、ナコーンパトムにある**「新道ラーメン」**というお店です。

こちらは、ラーメンを愛してやまない(良い意味で、もはや狂気の域です)タイ人の青年が、たった一人で切り盛りされているお店です。本当にすごいのです。何がすごいかと申しますと、まず、簡単には食べられません。

私などは、バンコクからわざわざ足を運んだにもかかわらず、初回も2回目も、まさかの「売り切れ」で食べることができませんでした。3度目の正直で、平日の開店前から並んでようやく食べることができたのです。その時は意地になってしまいまして、来られなかった1回目と2回目の分も含めて、ラーメンを3杯いただいたほどです。

そして、そこで食べた「塩ラーメン」。

これが、本当に、一切の誇張なく、私が今まで生きてきた中で食べた塩ラーメンの中で、断トツで一番美味しかったのです。

透き通っていながら、鶏と魚介の旨味が力強く感じられるスープ。歯切れの良い食感の細麺。丁寧に作られたことが伝わるチャーシュー。そのすべてが完璧でした。気づけばスープの一滴も残さず、飲み干しておりました。

「信じられない…」

この一杯が、日本人ではなく、ラーメンを愛するタイ人の青年が独学で生み出したというのですから、もはや言葉もありませんでした。これは実際に、とてつもないことなのだと思います。

 

固定観念が覆された私の、次なる冒険

この「新道ラーメン」での衝撃的な体験以来、私の中にあった「タイ人オーナーの日本食=日本の雰囲気のお店」という固定観念は、完全に覆されました。むしろ、「日本で10年修行しました」といった経歴を掲げる方以上に、素晴らしい才能が眠っている可能性があるのではないか、と思うようになったのです。

それはまるで宝探しのようです。タイの街に埋もれている、まだ見ぬ“本物”の味を探す冒険が始まりました。

前置きが大変長くなりましたが、そんな私が最近プーケットで見つけましたのが、今回の主題である**『KAZOKU』**です。

タイ人オーナーが営む日本食レストラン。この「家族」という店名、そしてタイ人オーナーという組み合わせ。私の冒険心をくすぐるには十分でした。きっと家庭的で心温まる、絶品の料理がいただけるに違いない。「第二の新道ラーメン」は、ここかもしれない…と。

期待に胸を膨らませ、お店に入りました。

…さて、どうだったかと申しますと、結論から申し上げます。

まぁ、普通でした。

 

「普通なんかいっ!」という声が…

今、画面の前でそうツッコミを入れたくなった皆様のお気持ち、とてもよく分かります。あれほど新道ラーメンの話で期待感を高めておきながら、着地点が「普通」とはどういうことかと。

しかし、本当にそうとしか表現のしようがなかったのです。決して美味しくないわけではありません。ですが、あの魂が揺さぶられるような感動も、ありませんでした。良くも悪くも、想像通りの「タイによくある、普通のなんちゃって日本食屋さん」だったのです。冒険に失敗はつきものですね。

…ですが、話はまだここで終わりません。

この『KAZOKU』という店名に、どこか既視感を覚えていました。そこで、改めて地図アプリで調べてみますと、

なんと、プーケットタウンにもう一軒『KAZOKU』があるのです。

不思議に思ってロゴを見比べると、まったくの別物。今回訪れたお店の店員さんにも確認したところ、「タウンのお店とは全く関係ありません」とのことでした。

…なるほど。

どうやら私が探すべき“家族”は、こちらではなかったようです。

次の目的地は決まりました。プーケットタウンの『KAZOKU』。その実力を、ぜひ確かめさせていただきましょう。

今度こそ、私が感動する“本物の家族”の味に出会えるのか。

私の宝探しの旅は、まだ始まったばかりのようです。


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