南タイカレー×ロティの黄金比が生み出す“幸福プレート”がビブグルマン認定—『Roti Chaofa』の衝撃体験

タイ料理

ある灼熱の昼下がり、プーケットタウン近郊の細道を抜けると、ふわりとスパイスの香りが鼻腔をくすぐった。
視線の先には、地元民でごった返す小さな店。
「ここが噂の『Roti Chaofa(ロティ・チャオファー)』か…」
その瞬間、私はまだ知らなかった。
目の前に広がる皿が、私の“南タイカレー観”を根底から覆すことになるとは。

“ビブグルマン”――それは「安くて美味しい」を極めた店にだけ与えられる、ミシュランの称号だ。
その名を手にした『Roti Chaofa』が誇るのは、甘いおやつとして知られるロティを、「カレーの最高の相棒」に昇華させた南タイ流スタイル
じっくり煮込まれたカレーと、サクふわロティが絡む瞬間――
「これ、360円でいいんですか?」と思わず問いかけたくなる、価格破壊級の満足感が押し寄せる。

名物ロティ×カレー 鉄板コンビはコレ!

◎チキンカレー(แกงไก่)

柔らかな鶏肉と、甘みとナッツのコクが絶妙に調和。
「タイカレー=辛い」という概念を覆す、まろやかで奥深い味わい。

◎マッサマンカレー(แกงมัสมั่นเนื้อ)

一口で広がる甘酸っぱさ、ホロホロ崩れるビーフ、そしてじんわり追いかけてくるスパイスの余韻。
「これがタイカレー?!」と驚くほど、エキゾチックでリッチな味わい。

ロティの魔力

『Roti Chaofa』のロティはただのパンではない。
「カリッ」「ふわっ」「モチッ」の三重奏が織りなす食感革命。
そのままでも絶品だが、カレーにディップすると破壊力倍増。
気づけば皿が空になり、「もう1枚!」と叫びたくなる。

35年愛される理由

朝から昼まで、常にローカルで満席。
彼らが求めるのは“映え”でも“高級感”でもない。
「本当に美味いものを、腹いっぱい」――その欲望を、35年以上変わらぬ味で満たしてきたからこそ、愛され続けているのだ。

まとめ:ここでしか味わえない至福体験

「プーケットで1食しか食べられないなら?」
迷わず答える。
『Roti Chaofa』で、ロティ×南タイカレーを食べてください。
現地の空気、スパイスの香り、サクふわロティ――
すべてが絡み合う瞬間、あなたはきっとこう呟く。
「これ、ビブグルマンとか関係なく…人生で一度は食べるべき味だ」と。

次の旅、あなたも“幸福プレート”を体験してみませんか?

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