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たろくん、しっかり聞いて!
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関係者各位
プーケット補習校の校長として、この場をお借りして心からの感謝を申し上げます。当校は2000年2月に、文部科学省(旧文部省)の認定を受けて開校しました。以来、プーケットにお住いの子どもたちに対し、日本語教育と日本の文化を伝える補習授業を行ってまいりました。
2024年度からは、保護者の皆様のご意見をより多く反映する形で、学校運営の体制を一新しました。その大きな変更点として、年齢・学年別ではなく日本語の修得水準別にクラスを設定することで、より多くの生徒が自分に合った環境で学べるようになりました。また、運営体制を抜本的に改善し、これまで保護者の皆様にかかっていた負担を軽減してアットホームな雰囲気を大切にしています。さらに、国際部を新設し国籍を問わず日本語や日本文化を広めることで国際交流を深めていきます。
「ありがとう」の反対語は「あたりまえ」と言われます。プーケットに補習校があることは「あたりまえ」でしょうか? 私は「ありがとう」だと考えます。タイという異国の地において、その首都であるバンコクや世界一日本人密度が高いとされるシラチャ、あるいはタイ国第二の都市チェンマイならまだしも、その日本人人口がたったの数百人規模であるプーケットの地において、この補習校を通じて日本語や日本文化、和の心を育める環境があることは「有り難い」ことだと考えるのです。であれば、その経営理念もここに維れ新めます。すなわち、
有り難い存在で在り続けること――。
当校はプーケットの地に感謝の心をもって根付きながらも、子どもたちが日本語と日本の文化を学び、心の成長を遂げる場を提供し続けることを使命といたします。保護者の皆様、地域社会の皆様の変わらぬご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。これからも、子どもたちの明るい未来のために、共に歩んで参りましょう。
プーケット補習校 校長
苅部 俊雄
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ごめんなさいかと思ってた…
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新人の校長先生、べんきょうになりました。
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