『タイにいるのに、日本の学校?』常識をぶっ壊す”熱血教師”とプーケットの仲間たちの物語

プーケットの小さな補習校に、とんでもない”プロフェッショナル”が来てくださいました。

日本の大学教授でありながら、小規模な補習校を研究され、自ら足を運んで、子どもたちのために熱血指導をしてくださる先生です。彼は私と年齢も近く、道は違いますが、志の部分で共感を覚える同志だと感じています。

正直、驚きました。日本の大学の先生が、わざわざ自腹を切って、こんな遠い地域の、しかも小さな補習校まで来てくださることは通常ありません。しかし、彼は「もっと良くしたい」という、報酬だけでは動かない、とてつもない熱意で動いていらっしゃいました。

「授業の前日は、絶対に飲まないんです」

そんな先生のプロ意識は徹底しています。

「今夜、一杯どうですか?」

そうお誘いすると、彼はこう言われます。

「大事な授業の前日は飲まないようにしてるんです」

この一言に、彼の覚悟と、子どもたちへの真剣な想いを見た気がしました。

そして迎えた当日。子どもたちの瞳はキラキラと輝いていました。慣れ親しんだ先生との再会を心から喜んでいるのが伝わってきます。

午前中は、当校の講師たちの授業を見学され、午後は子どもたち一人ひとりの顔をじっと見つめながら、熱のこもった授業をしてくださいました。

授業が終わった後も、先生の情熱は止まりません。午後3時まで、講師陣と「どうすればもっと良い授業ができるか」「子どもたちの可能性をどうやって引き出すか」を、徹底的に話し合ってくださいました。

この光景は、まるでひとつのチームです。お互いを高め合い、支え合う、最高の仲間たちでした。

「あの意欲はどこから来るのか」

その日の夜、先生がぽつりとおっしゃった言葉が、今も忘れられません。

「プーケット補習校の講師のみなさんは、もっと良くしよう、成長しよう、という意欲が素晴らしい。あの意欲はどこから来るのか」

報酬のためだけに働くのが当たり前になってしまった時代に、当校の講師たちは「子どもたちの未来」という最高の報酬のために、全力でぶつかっています。

そんな講師たちの情熱に、先生自身が心を動かされていたのです。

そして嬉しいことに、来年の1月10日(土)に、またお越しいただけるとのことです!今からとても楽しみです。

この小さな補習校が、日本の教育を変える、とんでもないムーブメントの始まりになるかもしれません。

タイの太陽の下で、日本の未来を語る熱い仲間たちがいます。私たちの物語は、まだ始まったばかりです。

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